更年期においては、
全体の9割もの人が身体の変調を感じています。
以前挙げた症状の他にも、
加齢に伴う諸症状(尿漏れ、皮膚の乾燥、物忘れなど)
がたくさんみられますが、
その表れ方は一様ではなく、
それぞれ個人差があります。
発汗や顔のほてりが強く出る人もいれば、
気分が落ち込むなどの
メンタルな症状が強く表れる人もいます。
また、ひとつの症状に特化して表れる人は
少なく、2つ以上の症状を併せ持つ場合が
ほとんどで、全体の3割の人が10ヶ以上
の症状を感じているといった調査結果もあります。
更年期になると、
いろいろな不快な症状を感じるようになりますが、
ほどんどの人は自分なりになんらかの対処をして、
日常生活を送っています。
ただ、症状がひどかったり、
いくつも重なって日常生活に支障が出る人の場合は、
専門的な治療が必要になります。
このように、
更年期にあらわれる諸症状が更年期症状であり、
そのために正常な生活が送れなくなった状態を
更年期障害と呼びます。
男性ホルモンの減少によって、
男性にも更年期があるのです。
その症状は、
まず疲れがとれないことから始まります。
男性更年期障害について
男性更年期障害の原因男性も女性と同様に、
ホルモン量の低下が
更年期障害の大きな原因です。
35歳頃から男性ホルモンは
急激に減っていくとともに、
家庭や職場でのストレスが
男性更年期障害を引き起こします。